【和文英訳】「無知さ加減」どう英語にする?
問題
次の日本文を英語になおしなさい。
「自国の歴史や文化について外国の人から問われると、あなたは自分の無知さ加減がわかるだろう。」(大阪星光学院高)
所見
- 「問われると」って、日本語でさらっと書いてくれてるけど、こういうのが結構英語に訳しにくいんだよなぁ…
→「問われるとき」とか「問われるならば」などと言い換えて考えてみるといいかもしれませんね。あとは、受動態が複雑だと思うならば能動態にしてしまうのも手です。 - 「自分の無知さ加減」なんてちょっと直訳も言い換えも難しいなぁ…
→表現の仕方としては、
「どれほど知っていることが少ないか(how little you know)」
「どれほど知らないことが多いか(how much you don't know)」
「どれだけ無知であるか(how ignorant you are)」
などがあります。
解答例
- If foreigner asks you about the history or culture your country, you will learn how little know.
- You will find out how little you know when someone from another country asks you about the history and culture of your country.
所感
まず、「問われると」のところ。受動態+時や条件を表す副詞節の扱いは少々ややこしそうですね。副詞節は避けて通れないでしょうから、能動態にするとミスしにくくなるかもしれません。
あとは本丸、「自分の無知さ加減」のところですが、所見で3つの表現の例が出てきましたが、あの中だとやはり「どれほど知っていることが少ないか(how little you know)」の表現が現実的なのかもしれません。2つめの表現はnotが入っていて思いつくには少しだけ難しいですし、3つめの表現の”ignorant”は中学生には高級すぎる語彙でしょうから。